念願のマイホームを手に入れよう!

住友不動産でマイホームを建てるまでの道のりとその後を紹介します。

木造 vs 鉄骨

居住用の住宅の場合は大きく分けて「木造」と「鉄骨」があります。

ビルなどは鉄骨が多いため丈夫さを求めて鉄骨で家を建てたいとか、シロアリを心配して鉄骨で家を建てたいとか、結構たくさんいるのではないでしょうか。私もその一人でした。

ですが、鉄骨にも問題があって、それが私の中では許容しがたい問題であったため、木造に決めました。その問題について語っていきたいと思います。

  • 結露問題
  • 断熱性能問題
  • 耐火問題
  • 価格問題
  • 火災保険問題(問題ではないか…)

結露問題

日本の気候は多湿であるため、結露する可能性は非常に高いです。

結露するということは金属なので錆びるということです。

錆びることとシロアリに食われることは、ほとんど同じ現象ではないかと考えました。

しかもシロアリの場合は防蟻処理を施すとか、檜などシロアリの嫌う材質の木材を使うとか、対応のしようがありますが、錆びは防錆処理した鉄を使うしか対応がありません。補償面で考えても、防蟻処理をしたにも関わらずシロアリに食われたとかであれば補償を受けられる可能性もありますが、錆びは経年劣化ともいえますので期待は薄いです。

我が家は1階部分と床下などはすべて檜を採用し、防蟻処理を施しました。檜というと高そうに感じますが、実はそんなに高くありません。

断熱性能問題

金属なので熱しやすく冷めやすい性質があります。

それは夏は暑く、冬は寒い室内になることを意味します。

そうなると、冷暖房効率が悪く光熱費があがります。

実際に北海道などの寒冷地では鉄骨の家を建てることができないほどです。

毎月光熱費の請求書を見てしんどくなるのが嫌だったので木造にしました。

耐火問題

木は燃える、鉄は燃えない、当たり前です。

ですが、家の中のものは燃えます。鉄骨とは言え床は木を使ったりします。要は燃えない家なんてありません。

寝ている間に火事になった場合には、逃げる必要があります。

実は、家が崩れるまでの時間がかかるのは木造らしいです。つまり脱出の時間が稼げるということです。

鉄は溶けると自重もあるため一気に崩れやすく、木造と比較すると崩れやすいとのことです。

不燃材料を使うようになっていますが、それは木造でも鉄骨でも同条件です。

消防士さんは木造の家にしか住まない、といった話も聞いたことあるくらいです。

真偽のほどは営業マンに聞いてみるとよいでしょう、たぶんはぐらかされます。

私ははぐらかされました。

価格問題

鉄自体が木より高いこと、上記問題への対応のため材料費が高いこと、ほかにもあると思いますが、とにかく鉄骨の家は高いです。

同等の間取りと同等の設備仕様を各社に伝えて見積もりをいただきましたが、木造と鉄骨の300万~500万程度の差がありました。

この時点で鉄骨に魅力はほとんどなく、木造に意思は固まっていました。

火災保険問題

鉄骨はなぜか火災保険が安いようです。理由はよく分かりません。

ですが、木造でも省令耐火構造の基準を満たせば、ほぼ同等の金額に収まります。

構造の話になりますので、できるできないがビルダーによってはあると思います。

 

日本以外の気候であれば鉄骨を選んでいたかもしれませんが、建築地を考えたときに、鉄骨は無いな、という感じでした。

 

ではまた次回。

 

投稿 2018/03/29