新築 vs 中古(中古物件の落とし穴)
中古物件の落とし穴に気が付いていない人が多いようですので取り上げてみます。
私自身も当初の検討の中には中古住宅ももちろん含まれていました。
ですが、中古住宅を好き好んで選ぶ人というのは少ないと思います。
中古物件の最大の売りは「価格」だと思います。
中古物件の中でも比較的程度の良いものを選びたいと思うことでしょう。
そもそも中古物件というものは「売り手」と「買い手」が居て初めて成り立ちます。
売り手は「高く売りたい」、買い手は「安く買いたい」、当たり前ですよね。
売り手は高く売りたい以上に大事なポイントがあり、「ローン残高を割りたくない」ということがあります。ここがポイントになります。
比較的程度の良い≒築浅である、とも言い換えることができ、築浅であるということはローンの返済があまり進んでいません。金利相当分も返済できていない場合もありえます。
つまり、「中古なのに新築より高い」場合もあるということです。
さらには、住宅ローンは家を担保にお金を借りるわけですから、銀行が中古物件に価値を見出さなければ借りることができません。借りることができたとしても、金額が少なかったり、頭金が必要であったり、金利が高くなったりします。
私の感覚ですが、金利のことや住宅ローン控除の制度の影響もあってか、築10年までの中古物件は割高感が強いように感じます。
中古物件に手を出すなら、それよりも年数の経っている物件、ということになります。
そうすると、様々な設備が痛んでいたりしてリフォームやメンテナンスに費用がかかります。
前回の建売住宅と注文住宅の比較を考えると、建売の中古とか…考えるだけでぞっとします。
金額が安く収まる保証もなく、精神的にもスッキリしない住宅でこれから先の人生を過ごすことは大きなマイナス要素だと感じたので、マイホームは新築で建てることに決めました。
新築は高いから中古にしようと思っていた、という方は一度立ち止まって見ることをおススメします。
ではまた次回。
投稿 2018/03/29